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2006年11月03日

中野真矢、コニカミノルタ・ホンダへ

20061031-00000401-reu-spo-thum-000.jpgMotoGP最高峰クラスに参戦している日本人ライダー、中野真矢選手が、3年間所属したカワサキを離れ、2007年来シーズンからコニカミノルタ・ホンダに移籍することが30日、発表された。今シーズンまでコニカミノルタ・ホンダに所属していた玉田誠選手はすでに、テック3・ヤマハに移籍することが発表されている。今季の成績は、玉田誠選手が総合12位、中野真矢選手は総合14位だった。

2006年11月01日

MotoGP 2006 最終戦 in Valencia, Spain

502405_92659.jpgシリーズ最終戦バレンシアGPの決勝レースは29日、バレンシアのリカルド・トルモサーキットで行われ、ニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)が逆転で初のタイトルを獲得。990cc時代最後のレースで新チャンピオンが誕生した。
 タイトル獲得へ向け、8ポイント差の逆転を狙い、5番グリッドからスタートしたヘイデン選手は、好スタートでトップグループ内をキープ。この時点でポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)が5周目に転倒し後退すると、ヘイデン選手は、高い集中力で安定したラップを重ね、3位でフィニッシュ。地元アメリカGP以来となる、今シーズン10度目の表彰台上で、歓喜のタイトル獲得を祝った。
 優勝は、セテ・ジベルナウ選手の負傷代役を務めたトロイ・ベイリス選手。2位にはチームメイトのロリス・カピロッシが入り、ドカティ&ブリヂストンが初の1-2フィニッシュを決めた。
 ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)は、4位で地元GPを締めくくった。
 4番グリッドからスタートした中野真矢選手(カワサキ)は7位でフィニッシュ。15番グリッドからスタートした玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は12位でフィニッシュした。
 チャンピオンシップは前述の通り、最終戦の逆転劇を果たしたニッキー・ヘイデン選手が252ポイントでトップ。2位のバレンティーノ・ロッシ選手は、わずか5ポイント差の2位。最終戦2位のロリス・カピロッシ選手(ドカティ)が、マルコ・メランドリ選手に1ポイント差をつけて総合3位を獲得した。日本勢は、玉田選手が12位、中野選手が14位だった。
 最後までチャンピオンシップがもつれ込んだ今シーズン、楽しませて頂きました。また、来年は大幅に選手の移動があるばかりでなく、マシンも800ccへスケールダウン、より激しいレース展開を期待したいと思います。

2006年10月29日

玉やん@TECH3 YAMAHA

MotoGPライダーの玉田誠選手は、来季よりテック3ヤマハチームに移籍することがチームから発表があった。玉田選手は、来季から新しくなる800ccヤマハマシンを操り、チームが担当しているダンロップタイヤの開発を継続していくことになる。
 チームマネージャーのヘルベ・ボンカラル氏は、「玉田誠がチームに加入してくれることを大歓迎する。彼が世界最高峰のMotoGPクラスで、今まで2勝し、5度の表彰台獲得ということが彼の実力を証明している。彼がダンロップダイヤの競争力を高めていくことは間違いなく、ヤマハからのフルサポートが新しいマシンの戦闘力高いものにしていってくれるだろう。」とコメントした。
 2003年にMotoGPデビューを果たした玉田誠選手は、今回の移籍に対して「またダンロップタイヤを履けることはとてもうれしいです。全日本スーパーバイク時代にダンロップを履いていて、良いイメージしかありません。テック3ダンロッププロジェクトとともに新たなチャレンジができることが楽しみです。」とコメントした。

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2006年10月26日

玉田誠選手、コニカミノルタ・ホンダでラストラン

497319_5929.jpgMotoGPクラスに参戦しているコニカミノルタ・ホンダは24日、最終戦バレンシアGPが玉田誠選手にとってのラストランになることを発表した。
 2003年から最高峰クラスへのフル参戦を開始した同時から、現在のチームメンバー達と活動を続け、2004年リオGPでは初優勝を飾ると、同年の地元日本GPでは、ポールポジションから2勝目を挙げた。2005年からコニカミノルタ・ホンダとして、日本GPで2年連続の表彰台を獲得したが、ここ2年間は負傷に見舞われたこともあり、自分の走りが思うようにできない状態が続いていた。
 尚、移籍先にはヤマハがあがっている。

2006年10月18日

MotoGP 2006 第16戦 in Estril, Portugal

496525_53666.jpgシリーズ第16戦ポルトガルGPの決勝レースは15日、ポルトガルのエストリルサーキットで行われ、トニ・エリアス選手(フォルチュナ・ホンダ)が最高峰クラスで初優勝を飾った。
 序盤で中野真矢選手、ケーシー・ストーナー選手、セテ・ジベルナウ選手、ダニ・ペドロサ選手、ニッキー・ヘイデン選手らがリタイヤ。ポールポジションからスタートしたバレンティーノ・ロッシ選手は、中盤まで主導権を握っていたが、終盤に入り、トニ・エリアス選手とケニー・ロバーツJr.選手が入れ替わるようにトップを飛び出し、最後はエリアス選手が0.002秒差で勝利を挙げた。
 14番グリッドよりスタートした玉田誠選手は、今シーズン最高位となる5位でフィニッシュ。
 チャンピオンシップは、20ポイントを獲得したロッシ選手がラスト2戦で、ついにトップに浮上した。リタイヤで0ポイントに終わったニッキー・ヘイデン選手を逆転、8ポイントのアドバンテージで最終戦を迎える。
 今シーズン最終戦のバレンシアGPは、今月最終末にスペイン・バレンシアサーキットにて行われる。

2006年10月02日

MotoGP 2006 第15戦 in Motegi, Japan

490441_31856.jpgシリーズ第15戦日本GPの決勝レースは23日、ツインリンクもてぎで開催され、ロリス・カピロッシ選手(ドカティ・マルボロ)が2年連続のポールトゥウィンを決めた。また、イタリア人ライダーが表彰台を独占した。
 ポールポジションからスタートしたカピロッシ選手は、序盤こそ3番グリッドからスタートしたマルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ホンダ)と競り合ったが、中盤以降はレースの主導権をにぎり、今シーズン3勝目をあげた。
 2番グリッドからスタートしたバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は、残り10周目でメランドリ選手をかわし2位に浮上。4位にはセテ・ジベルナウ選手が2戦連続で入賞。ホンダのニッキー・ヘイデン選手は5位、ダニ・ペドロサ選手は7位だった。
 注目の日本人選手では、玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)が10位。4番グリッドからスタートした中野真矢選手は、最終ラップに転倒リタイヤ。共の地元ファンの前で成果を上げることはできなかった。
 チャンピオンシップは確実に得点を伸ばすニッキー・ヘイデン選手が11ポイントを加算し通算236ポイントとし首位をキープ。12ポイント差でロッシ選手、27ポイント差でメランドリ選手、31ポイント差でカピロッシ選手が続き、まだまだ行方の分からない戦いが続く。
 次戦ポルトガルGPはヨーロッパに戻り、10月15日に決勝レースが行われる。

2006年09月19日

MotoGP 2006 第14戦 in Phillip Island, Australia

487285_85864.jpgシリーズ第14戦オーストラリアGPの決勝レースは17日、オーストラリア・フィリップアイランドで行われ、マルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ホンダ)がスタート直前に降り始めた雨のレースを制し、今シーズン3度目の優勝を飾った。
 2位には、マシンを乗り換えてからポジションアップに成功したオーストラリア出身のルーキー、クリス・バーミューレン選手(リズラ・スズキ)が自己最高位でフィニッシュ。地元ファンの前で最高のパフォーマンスを披露した。
 終始スリリングなバトルを繰り広げ順位を上げたバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は、ゴールライン直前でセテ・ジベルナウ選手(マールボロ・ドカティ)を抑え3位でフィニッシュ、7年連続となる表情台を獲得した。
 2番グリッドからスタートしポールショットを奪った中野真矢選手(カワサキ)は、マシンチェンジ後、順位が延びず、8位でフィニッシュ。玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は、ファイナルラップにランディ・ド・ブニエ選手(カワサキ)を逆転し、トップ10入りを果たした。
 さていよいよ今週末は、第15戦となる日本GPがツインリンクもてぎで行われます。残り3戦となった今シーズンですが、チャンピオンシップは、まだまだ行方の分からない状況が続いています。楽しみしましょう。
 

2006年09月13日

MotoGP 2006 第13戦 in Sepang, Malaysia

483512_17708.jpgシリーズ第13戦マレーシアGPの決勝レースが10日、マレーシアのセパンサーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)がロリス・カピロッシ選手(ドカッティ・マールボロ)との壮絶なバトルを征し、今季5勝目をあげた。
 今シーズン3度目のポールポジションスタートとなったロッシ選手は、序盤から前戦チェコGP覇者のカピロッシ選手とバトルを繰り広げ、最後まででットヒートを展開。最終的に0.879の僅差で最初にチェッカーをうけた。3位には、初日のアクシデントにもかかわらず強行出場したダニ・ペドロサ選手が入った。チャンピオンシップ首位のニッキー・ヘイデン選手は4位。
 手堅く4位でポイントを加算したヘイデン選手が首位をキープ。チームメイトでルーキーのペドロサ選手が22ポイント差の2位、ロッシ選手が26ポイント差の3位とつづく。
 次戦オーストラリアGPは今週末、オーストラリアのフィリップアイランドにて行われる。
 

2006年08月25日

PSP「MotoGP」

8月24日、バンダイナムコゲームス、ナムコレーベルより、PSP用バイクレースゲーム「MotoGP」が発売されました。

MotoGP 2006 第12戦 in Brno, Czech Republic

479309_91321.jpgシリーズ第12戦チェコGPの決勝レースは20日(現地時間)、チェコのブルノで行われ、ロリス・カピロッシ(ドカティ・マルボロ)が独走で今季2勝目をあげた。
 カピロッシ選手は、2番グリッドからスタートし、ポールショットを決めると3周連続で最速ラップをマーク。序盤からハイペースでライバル達を引き離し、最終的に2位に4.902秒差をつけ、MotoGPクラス通算6勝目をあげた。
 ポールポジションからスタートしたバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は終盤、ルーキーのダニ・ベドロサ選手(レプソル・ホンダ)と壮絶なバトルを繰り広げ、2位でフィニッシュ。
チャンピオンシップのポイントリーダーであるニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)は、最終ラップに中野真矢選手に抜かれ9位でフィニッシュも、確実にポイントを獲得し、首位をキープ。チームメイトのダニ・ペドロサ選手が21ポイント差の2位、ロッシ選手が38ポイント差の3位。以下、40ポイント差のメランドリ選手、50ポイント差のカピロッシ選手と続き、目が離せない状況が続いている。
 コニカミノルタ・ホンダの玉田誠選手は、15番グリッドでスタートし、13位だった。
 第13戦マレーシアGPは9月10日、マレーシア・セパンサーキットで決勝レースが行われる。

2006年08月15日

ホンダオリジナルチケット発売

9月末に控えた2006年MotoGP第15戦日本グランプリを前にホンダは、世界戦200勝達成記念ポロシャツ、オリジナル応援フラッグやオリジナルキャップなどの特典を付加した観戦チケットの販売を開始した。くわしくはこちら

2006年07月28日

MotoGP 2006 第11戦 in Laguna Seca, CA U.S.A.

r_03_b.jpgシーズン前半戦の締めくくりとなる第11戦アメリカGPの決勝レースは、アメリカ・カルフォルニア州ラグナセカサーキットにて23日行われ、予選6番手からスタートしたニッキー・ヘイデン選手(Repsol Honda Team)がスタートからトップグループを快走、中盤にトップに立つと、安定した速さを見せて今季2勝目、地元アメリカGPを2年連続で制した。2位にはダニ・ペドロサ選手(Repsol Honda Team)。予選4番手からオープニングラップ6番手につけ、その後、Honda勢同士の厳しい戦いとなったが、確実にポジションを上げて2番手でフィニッシュ。第4戦中国GP以来、7戦ぶりにRepsol Honda Teamが1-2フィニッシュを飾った。3位にはマルコ・メランドリ選手(Fortuna Honda)。中盤まではペドロサ選手、終盤はケニー・ロバーツJr.選手(Team Roberts)とし烈な戦いを繰り広げ、3戦連続で表彰台に立った。これでHonda勢は、第3戦トルコGPに続き、今季2回目の表彰台独占を果たした。さらに、Hondaエンジンを搭載するKR211Vに乗るロバーツJr.選手が4位でフィニッシュ。Hondaパワーが上位4位までを独占する活躍だった。
 カワサキの中野真矢選手は途中リタイヤ。コニカミノルタ・ホンダの玉田誠選手は、11位でフィニッシュした。
 11戦を終えて、ヘイデン選手が総合首位をキープ。2位ペドロサ選手、3位にメランドリ選手と、それぞれランキングを上げて、Honda勢がトップ3を独占。最高の形で前半戦を締めくくった。次戦チェコGPの決勝レースは、8月20日に行われる。

2006年07月20日

MotoGP 2006 第10戦 in Sachsenring, Germany

471339_71936.jpgMotoGP第10戦ドイツGP決勝レースは16日、ドイツ・ザクセンリンクサーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)が接戦を制し、今季4勝目を飾った。
 11番グリッドからスタートしたロッシ選手は、マルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ホンダ)、ニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)、ダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)と壮絶なバトルを僅少差で制し、最後はW杯イタリア代表の優勝を祝うと共に、決勝戦の主役となった友人のマルコ・マテラッツィに優勝を捧げた。
 2位にはマルコ・メランドリ選手、3位にニッキー・ヘイデン選手、4位にはダニ・ペドロサ選手がそれぞれ入った。4番グリッドからスタートした中野真矢選手(カワサキ)は6位でフィニッシュ。玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は11周目に他車の転倒に巻き込まれ転倒リタイヤ。
 チャンピオンシップは、ヘイデン選手がトップをキープ。26ポイント差でロッシ選手、29ポイント差でペドロサ選手がそれぞれ続いている。
 次の第11戦アメリカGPは今週末、アメリカ・カルフォルニア州ラグナセカにて行われる。

2006年07月05日

MotoGP 2006 第9戦 in Donington Park, England

464339_81396.jpgシリーズ第9戦イギリスGPの決勝レースは2日、イギリス・ドニントンパークで行われ、ポールポジションからスタートしたダニ・ペドロサ選手(レプソルホンダ)が独走で今季2勝目を飾った。
 ポールポジションからスタートしたペドロサ選手は、途中トップを譲るも、12周目にトップを奪回すると、連続ベストラップを叩きだして後続のライバル達を引き離し、シーズン2度目となるポール・トゥ・ウィンを決めた。
 前戦で右手首を骨折したバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は、12番グリッドからのスタートにもかかわらず、徐々にポジションアップし、終盤に2位争いグループに追いつくと、マルコ・メランドリ選手との2位争いに競り勝った。
 カワサキの中野真矢選手は、8位走行中の14周目にマシントラブルでリタイヤ。14番グリッドでスタートした玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は、11位でフィニッシュ。尚、本レース後の月曜日、玉田誠選手の鈴鹿8耐参戦(ホンダ・ワークス)が発表された。
 チャンピオンシップは、7位でフィニッシュしたニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)が9ポイントを獲得し首位を守ったが、2位のペドロサ選手が26ポイント差に詰め寄った。またロッシ選手が35ポイント差で3位に浮上した。
 第10戦ドイツGPは、7月16日、ドイツ・ザクセンリンクで行われる。

2006年06月29日

MotoGP 2006 第8戦 in Assen, The Netherlands

460587_94621.jpgシリーズ第8戦のアッセンGPの決勝レースは24日、オランダ・アッセンサーキットにて行われ、ニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)が今季初優勝を飾り、ホンダに最高峰クラス通算200勝目をもたらした。
 4番グリッドからスタートしたヘイデン選手は終盤、同じアメリカ出身のライダー、コーリン・エドワード選手(キャメル・ヤマハ)とスリリングなバトルを展開。ゴールライン手前のシケインで2台ともコースアウト、エドワード選手は転倒&13位フィニッシュ。ヘイデン選手が、昨シーズン第8戦アメリカGP以来となる17戦ぶり、通算2勝目を飾った。
 2番グリッドからスタートしたカワサキの中野真矢選手は、最高峰クラス自己最高となる2位でフィニッシュ。同時にカワサキにドライコンディションでのベストリザルトをもたらした。
 3位には、ケーシー・ストーナー選手(ホンダLCR)を0.030秒差で抑えたダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)が、今季4度目となる表彰台を獲得した。
 初日のセッションで転倒、骨折したバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は、18番グリッドからスタートし、8位でフィニッシュ。13番グリッドスタートの玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は11位でフィニッシュした。
 チャンピオンシップは、ニッキー・ヘイデン選手が25ポイントを獲得し首位をキープ。ペドロサ選手が42ポイント差で2位に浮上し、ホンダの1-2体勢が整った。
 次戦イギリスGPは7月2日、イギリス・ドニントンパークにて行われる。

2006年06月19日

MotoGP 2006 第7戦 in Catalunya. Spain

457016_30877.jpgシリーズ第7戦カタルーニャGPの決勝レースは18日、スペイン・カタルーニャサーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)が大波乱のレースを制した。
 オープニングラップの1コーナーでセテ・ジベルナウ選手とロリス・カピロッシ選手が接触し、これが原因で6台の多重クラッシュが発生。赤旗中断となった。
 クラッシュに巻き込まれたマルコ・メランドリ選手は、ヘリコプターでバルセロナ市内の病院に緊急移動、カピロッシ選手はメディカルセンターに運ばれたが、生命の危険はなかった。
 2度目のスタートとなったレースは、ポールポジションのバレンティーノ・ロッシ選手が、オープニングラップで5番手まで後退したが、9周目にトップを奪回。2番手のニッキー・ヘイデン選手を除除に引き離し、今季3勝目を飾った。
 2位でフィニッシュしたニッキー・ヘイデン選手は、今季6度目の表彰台を獲得し、チャンピオンシップのトップを奪回した。3位には、15戦ぶりの表彰台となった気ニー・ロバーツJr。
 コニカミノルタ・ホンダの玉田誠選手は7位入賞。カワサキの中野真矢選手は、リスタートの際の不手際で失格となった。
 次戦オランダGPは24日、オランダ・アッセンサーキットにて決勝レースが行われる。

2006年06月05日

MotoGP 2006 第6戦 in Italy

451346_64738.jpgシリーズ第6戦イタリアGPの決勝レースは4日、ムジェロサーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)が壮絶なバトルを制し、今季2勝目をあげた。
 6台による壮絶なバトルは、最終ラップまでもつれ込み、王者バレンティーノ・ロッシ選手が、ロリス・カピロッシ選手(ドカティ・マルボロ)とニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)のアタックを抑え、ムジェロ5連勝を達成。最高峰クラスで最多優勝ランキング単独2位に浮上する通算55勝目を地元イタリアで決め、シーズン6連覇に向け、反撃の狼煙を上げた。
 創立80周年とバイク製造60周年を記念して、70年代のカラーリングで登場したドカティのロリス・カピロッシ選手は、2位争いに競り勝ち、今季4度目の表彰台を獲得。3位のニッキー・ヘイデン選手は、今季5度目となる表彰台。ダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)、セテ・ジベルナウ選手(ドカティ・マルボロ)、マルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ホンダ)が続いた。
 期待の玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は9位、中野真矢選手(カワサキ)は11位でフィニッシュ。
 

2006年05月25日

MotoGP 2006 第5戦 in France

445642_90968.jpgMotoGP第5戦フランスGPの決勝レースは21日、フランスのル・マンサーキットで行われ、マルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ホンダ)が、今シーズン2勝目を飾った。
 ウェットで始まったレースは、すぐにドライコンディションに回復したが、スタート直後から転倒など、波乱の幕開けとなった。序盤はペースの上がらなかったメランドリ選手は、硬めのリアタイヤを選択したことが的中し、残り5周目にトップに立ち、そのままフィニッシュ、第3戦トルコGPに続き、今季2勝目をあげた。
 6番グリッドからスタートしたロリス・カピロッシ選手(ドカティ)は、最終ラップでダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)を抜き、今季3度目の表彰台を獲得した。
 2戦連続PPスタートとなったルーキーのペドロサ選手は、3位でフィニッシュ。ルーキーながら、現時点でポイントランキング4位につける好成績を修めている。
 7番グリッドからスタートしたバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は、5周目にトップに立ったものの、21周目にマシントラブルに見舞われ、2戦連続となる戦線離脱を強いられた。
 玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)は7位、中野真矢選手(カワサキ)は12位でそれぞれフィニッシュした。
 次戦イタリアGPは、ムジェロサーキットにて6月4日に決勝レースが行われる。

2006年05月16日

MotoGP 2006 第4戦 in China

motogp20060514.jpgMotoGP第4戦中国GPの決勝レースは14日、上海国際サーキットにて行われ、ポールポジションからスタートしたルーキーのダニ・ペドロサ選手(Repsol Honda Team)が、10周目に首位に立ち、22周のレースを制した。ペドロサ選手は、今シーズンよりMotoGPクラスにデビュー、開幕から4戦目にして最初にチェッカーを受ける快挙を成し遂げた。
 2位にはチームメイトのニッキー・ヘイデン選手(Repsol Honda Team)が入り、Repsol Hondaにとって、2002年のカタルニアGP以来となる4年ぶりの1-2フィニッシュとなった。ヘイデン選手は、優勝こそペドロサ選手に譲った形となったが、これで開幕戦から4戦連続表彰台に立ち、総合首位をキープした。
 3位には、キャメル・ヤマハのコーリン・エドワーズ選手が入賞。チームメイトのバレンティーノ・ロッシ選手は、5周を残してマシントラブルによりリタイヤに終わった。
 5位には、ケーシー・ストーナー選手(Honda LCR)で、5台によるし烈な5位争いを制した。そのストーナー選手を追った玉田誠選手(KONICA MINOLTA Honda)が6位。マルコ・メランドリ選手(Fortuna Honda)が7位と好走を見せた。トニ・エリアス選手(Fortuna Honda)は11位。Honda勢6台すべてが完走し、上海国際サーキットに集まったファンを喜ばせた。
  カワサキの中野真矢選手は、4番グリッドからのスタートにもかかわらず、10位と苦戦を強いられた。次戦フランスGPは、ル・マンサーキットにて今週末行われる。

2006年05月02日

MotoGP 2006 第3戦

438011_92844.jpgMotoGP第3戦トルコGPの決勝レースは、去る4月30日、トルコ・イスタンブールパークで行われた。12周目以降、ホンダ勢4台の争いとなった決勝レースを制したのは、昨年初優勝した舞台で通算3勝目となるマルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ホンダ)だった。
 2位には史上最年少優勝目前で抜き去られた20歳のケーシー・ストーナー選手(ホンダLCR)、3位には7戦連続表彰台となるニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)が入った。ホンダ勢は2004年の第8戦ドイツGP以来となる表彰台独占を飾った。3位のニッキー・ヘイデン選手は、トータル52ポイントでチャンピオンシップのトップに浮上した。
 MotoGPクラス通算100戦目となるバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)は、一時14位まで後退したものの、4位でフィニッシュ、史上最多のポイント獲得者となった。
 カワサキの中野真矢選手は8位、コニカミノルタ・ホンダの玉田誠選手は10位でそれぞれフィニッシュ。
 次戦中国GPの決勝レースは5月14日、上海サーキットにて行われる。

2006年04月10日

Moto GP 2006 第2戦

motogp20060409.jpgMotoGP第2戦カタールGPの決勝レースは8日、ロサイルインターナショナルサーキットで行われ、2005年王者のバレンティーノ・ロッシ選手(キャメル・ヤマハ)が優勝。通算80勝目をあげた。
 6番グリッドからスタートしたロッシ選手は、10ラップ目にポールポジションからトップを走っていたケーシー・ストーナー選手(ホンダLCR)を捉えると、ニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)の追撃を0.900秒差で抑え、昨年の第15戦オーストラリアGP以来となる4戦ぶりの優勝をあげ、最高峰クラス99戦目でミック・ドゥーハンの54勝に追いついた。
 2位のヘイデン選手と3位のロリス・カピロッシ選手(ドゥカッティ・マールボロ)は、2戦連続の表彰台を獲得。セテ・ジベルナウ選手(ドゥカッティ・マールボロ)、ストーナー選手と続いた。期待の新人ダニー・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)は、マルコ・メランドリ選手(フォルチュナ・ヤマハ)をかわし6位入賞。
 日本勢では、中野真矢選手(カワサキ)が11位、玉田誠選手(コニカミノルタ・ホンダ)が14位だった。
 次戦トルコGPは、4月30日に決勝レースが行われる。

2006年03月28日

Moto GP 2006 開幕戦

426819_32346.jpgMoto GP 2006年シーズンの開幕戦スペインGP決勝レースは26日、スペイン・へレスサーキットにて行われ、ポールポジションからスタートしたドカッティのロリス・カピロッシ選手が、一度もそのポジションを譲ることなく、独走で初戦を制した。2位には、クラスデビュー戦となったホンダのダニー・ペドロサ選手、3位には、同じくホンダのニッキー・ヘイデン選手がそれぞれ入賞した。
 昨年の王者、ヤマハのバレンティーノ・ロッシ選手は、スタート直後の第1コーナーで接触転倒、最終的に14位完走。今シーズンからドカッティに移籍したセテ・ジベルナウ選手は、3周目にマシントラブルでリタイヤ。
 3番手からスタートしたカワサキの中野真矢選手は7位、16位からスタートしたコニカミノルタホンダの玉田誠選手は10位でそれぞれフィニッシュした。共に初戦でポイントを獲得し、幸先の良いスタートと言えるだろう。
 第2戦カタールGPは、4月8日に決勝レースが行われる。

2006年01月23日

KONICAMINOLTA HONDA 参戦継続決定

399437_23337.jpg JiR(ジャパン・イタリー・レーシング)は17日、昨年に引き続き2006年も同体制で参戦することを発表した。今週から始まるマレーシア・セパンサーキットでのテストからプレシーズンをスタートする。
 チームマネージャーのルカ・モンティロンは、コニカミノルタホンダの継続支援が重要だったことを強調した。
ここ数ヶ月間は、中長期間のプロジェクトを確立するための安定感はありませんでしたが、最終的に、我々のチームとプロジェクトを信頼してくれたコニカミノルタとホンダに感謝します。2006年、JiRはコニカミノルタにより多くのサービスを提供します。MotoGPがここ数年間のようにより大きく発展することを確信し、彼らの有益となるためによりプロフェショナルな方法で現実に立ち向かうために準備を進めます。
 最高峰クラス挑戦4年目を迎える玉田誠選手は、キャリアで重要なシーズンになることを認め、この冬の時期は国内でトレーニングを積んできた。
昨シーズン終了後、新たなトレーニングメニューを加え、熊本と沖縄を拠点に今シーズンに向けて始動しました。トレーニングも順調で、体力面、精神面は準備万端。今すぐにでも走りたいです。昨シーズンは不本意な成績で終わってしまったので、今シーズンにかける意気込みは今までのライダー人生の中でも一番強いです。今シーズンも引き続きコニカミノルタ・ホンダで走ることができ、サポートしてくれるコニカミノタやホンダには大変感謝しています。シーズン終了後には良い結果を報告できるよう全力を尽くして頑張りたいと思います。

2006年01月10日

CAMEL YAMAHA TEAM @ MotoGP 2006

399709_54860.jpg昨年末、ゴロワーズとのスポンサーシップを継続しないと発表したばかりのヤマハは9日、JTインターナショナル(日本たばこ産業株式会社の海外子会社。以下JTI)と2006年シーズンのスポンサーシップに関して合意に達したことを発表した。これにより、今シーズンのMotoGPにおいて、キャメル・ヤマハ・チームが誕生、バレンティーノ・ロッシ選手とコーリン・エドワーズ選手が、同チームから参戦することが決まった。
 キャメルは、昨年までホンダのスポンサーとしてMotoGPクラスに参戦していた。今シーズンからホンダは、ファクトリーチームオンリーの参戦となり、あぶれたキャメルはチームを探していた模様。 キャメル・ヤマハは今月23日から行われるマレーシア・セパンでのテストより始動する予定だ。
 それにしてもロッシ選手は、やっとゴロワースと決別したと思った矢先に、またしてもタバコブランドであるキャメルがスポンサーになるとはついていない。嫌煙家で知られるロッシ選手だが、昨年までは、ゴロワーズの大きなロゴを使用せず、GO!!!!!!!!!という意味不明なロゴでごまかしていたようだが、今シーズンはどんなスポンサーロゴで戦うのか、今から楽しみである。