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二輪車ユーザーの高齢化

二輪車ユーザーの高年齢化が加速していることが日本自動車工業会の調査で分かった。40歳以上の割合は平成15年度に行われた前回調査より7ポイント上昇し6割近くとなり、平均年齢は2.8歳上昇、40歳を超えた。
 日本自動車工業会の平成17年度二輪車市場動向調査によると、二輪ユーザーで最も多い年齢層は全体の36%を占める「50歳以上」。40歳代とあわせると57%に達し、シニア層が半分以上を占めることになる。
 「30歳代」は横ばいの20%。「20歳代」と「19歳以下」の若者層はそれぞれ減少し、とくに10代は8%と一桁台にまで落ち込んだ。その結果、平均年齢は2.8歳上昇し42.7歳と40歳代に突入した。
 世代間の志向分析調査では、「42〜51歳」世代は「オフロードスポーツタイプ」を好む傾向が強かった。仕事に余裕ができ子育ても一段落してバイクに“解放感”を求めているようだ。
 また、“シニア予備軍”の「37〜41歳」が「出足・加速の良さ」重視なのは、自工会では「高校で禁止されていたケースが多かったことへの反動」や「幼少時代に見たテレビや特撮映画の影響」と分析している。
 国内二輪車販売市場は、平成17年に約74万台とピーク時の1/4程度にまで縮小。世帯普及率もピークの35%超が、現在は2割以下になっている。