大型スクーター市場激化
大型スクーター市場で、ホンダとヤマハ、スズキの競争が激しさを増している。同市場を開拓したのはヤマハのマジェスティだが、2004年にホンダのフォルツァが抜き去り、2005年はさらに差を広げて圧倒。2輪車最大手のホンダの存在感がかつてなく高まっている。また高速道路での2人乗り解禁を背景に、より大型モデルへの移行が進んでおり、同分野でも両社の戦いが激化している。
排気量250ccスクーターでは、フォルツァが2年連続で車名別トップに立った。2005年の販売台数は2万台を超え、前年比で50%近くの伸びを記録。現行モデルの発売は2004年4月だが、2005年3月のABS搭載モデルの追加投入などが功を奏し、いまだ勢いが衰えない。2位のスズキ・スカイウェイブの約8000台を大きく引き離している。
日刊工業新聞より