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バイクの高級化が加速

国内二輪車市場は1982年の330万台をピークに減少し、昨年はピーク時の2割程度の70万台に落ち込んだ。こうした中で、ファンの根強い需要に支えられた大型バイクに限っては年間約4万台で安定。特に1台200万円前後の高額車は米ハーレーダビッドソンや独BMWの牙城であり、排気量750cc以上の大型二輪車市場で、主な外国メーカー車のシェアは昨年、40%を超えた。
 このため、日本企業は高級車市場への進出に力を入れ出している。スズキがモーターショーで展示したコンセプト車「ストラトスフィア」(1100cc)は二輪車では珍しい6気筒エンジンで「高級車らしい滑らかな走り」(同社)を目指した。
 ホンダは自動変速の高性能車「E4−01」(900cc)で新しい走り方を提案。ヤマハ発動機は2年後に市販する大型車「VMAX」の試作モデルを出展した。
 国内各社は低価格のスクーターを充実させてきたが、ヤマハは「市場が成熟し高級化が進む」(戸上常司専務)とみる。
 ホンダも「高額バイクが伸びる」(広報部)として、大型車の販売店を2007年度末までに現在の60店から200店に増やす方針だ。国内勢の攻勢に外国勢は「今後は競争が激化する」(BMW日本法人)と受け止めている。

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