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「ちんたら走るな、ボケッ」

和歌山東署交通課の男性警察官が、警察車両から前方の軽乗用車に向かって「ちんたら走るな、ボケッ」などと、マイクで暴言を吐いていたことが14日、分かった。ほかにも「50(キロ)で走らんかい」「止まるな、ボケッ」などと暴言を連発。警察官は「直前に暴走族を追い掛けていて、その仲間の車と勘違いした」と釈明している。「安全運転」をしていたドライバーに対して、こともあろうに警察官がスピードアップを命じる暴言を吐いたのだ。
 今月3日午前4時すぎ、和歌山市内の30代の男性が軽乗用車で片側2車線の市道を走行中、後続の警察車両が突然パッシングしてきた。男性の説明では、停車しようとすると、乗っていた警察官がマイクで「止まるな、ボケッ。はよ行かんかい」などと声を張り上げたそうだ。その後も、男性が信号停止から発進する際に「50で走らんかい、ちんたら走るな」などとあおり、同署の手前まで約800mにわたり暴言は吐き続けた。
 その後、男性が和歌山東署へ抗議に行くと、「暴言警察官」とは別の署員が「(最初の“止まるな、ボケッ”は)止まらないで行ってくださいよという意味だった」などと説明。5日には、暴言を吐いた警察官本人が「直前に暴走族を追い掛けていて、その仲間の車と勘違いした。申し訳ない」と電話で謝罪した。
 同署の松本渉副署長は「暴走族の取り締まり中で、仲間の車と勘違いした。上司の課長を通じて注意を促した」としている。ただ、同署では「軽乗用車が法定速度の50キロ以上で走っていたので注意した。“ちんたら走るな”ではなく“ゆっくり走れ”と言った」としており、走行速度をめぐって食い違いを見せている。警察車両には速度測定器は搭載されていなかった。

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