北海道でオートバイ事故多発
北海道では、オートバイによる死亡交通事故が7月に入り相次いでいる。13日現在、道内でライダー5人が死亡、昨年同月の6人に迫る事態になっている。本格的なツーリングシーズンを迎え、道警はライダーへの啓発に力を入れている。
道警によると、今年上半期は交通事故で死亡したライダーは3人で、昨年同期の9人の1/3に減っていた。しかし、7月は死亡事故が5件発生。3日に小樽市の国道で起きた事故では、直進してきたオートバイと右折しようとした乗用車が衝突、オートバイの男性(20)のほか、乗用車の助手席の女性(64)も死亡した。
死亡事故5件のうち、4件は週末土日に起きた。事故の形態では、右折しようとした車と衝突した事故が3件を占めた。道警は「例年、道外からの入り込みが増える7〜8月はオートバイによる事故が多発する」とし、フェリーターミナルやライダーハウスなどでチラシを配布、安全運転を呼びかけている。