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無限脱税事件、本田社長は無罪

ホンダ系エンジンメーカー「無限」(埼玉県朝霞市)の脱税事件で、法人税法違反の罪に問われた東京都新宿区、同社社長、本田博俊被告(64)の判決公判が25日、さいたま地裁であり、下山保男裁判長は本田被告に無罪(求刑・懲役4年)を言い渡した。法人としての無限には罰金2億4000万円(求刑・罰金3億円)を言い渡した。本田社長は自動車メーカー「本田技研工業」創業者、故本田宗一郎氏の長男。
 起訴状などによると、本田社長は97~00年、同社元監査役、広川則男被告(63)=同地裁で懲役3年の判決=と共謀し、同社社員に架空経費を計上するなどの不正経理を指示。所得約28億円を隠して虚偽の確定申告を行い、法人税計約10億円を脱税したとされた。
 公判で、本田社長は「不正経理をした認識はない。広川被告に無限の資金を横領された」と一貫して無罪を主張。23日に同地裁で開かれた広川被告の判決公判で、下山裁判長は「広川被告が主犯であり、本田被告との共謀性については疑問が残る」と述べていた。
 また、同じ金の流れを巡る民事訴訟では、広川被告らが決算期に関係会社に多額の資金を移し、架空の材料費を支出したように装った脱税の手口について、本田社長は「資金を勝手に移動された」として、広川被告側に計26億円の返還を求め東京地裁に提訴。1審、2審の東京高裁は本田社長の主張を認め、請求通り全額の支払いを命じ、広川被告側は上告している。(毎日新聞より)

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