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「無限」社長に懲役4年求刑

自動車エンジン製造会社「無限」の脱税事件で、法人税法違反の罪に問われた同社社長本田博俊被告と、同社に対する論告求刑公判が24日、さいたま地裁で行われた。
 論告によると、本田被告は、同罪で公判中の同社元監査役広川則男被告と共謀し、2000年10月期までの3年間、架空の材料費を計上するなどして所得を圧縮。計約28億3700万円の所得を隠して虚偽の法人税確定申告書を税務署に提出し、法人税計約10億円を脱税した。
 これまでの公判で、本田被告は「広川被告が勝手に資金を移動した」と主張していたが、検察側は「広川被告の脱税計画を了承しており、被告人こそ主犯」と指摘した上で、「将来の相続税の支払いを確保するという個人的利益のために脱税しており、公私混同の極み」として、本田被告に懲役4年、同社に罰金3億円を求刑。「本田被告の指示でやった」と主張した広川被告は17日、懲役4年を求刑されている。

本田被告はホンダを創業した故本田宗一郎氏の長男。当初は本田宗一郎記念館設立資金充填などの言い訳もしていた長男ですが、今度は罪のなすり付け合いとは正に一族の恥。とうちゃん、天国で泣いてますよっ。