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ホンダ・2005年末記者会見

去る12月20日、ホンダの福井社長は、2005年の年末記者会見を行った。これによると、2005年のホンダ二輪車の販売実績見通しは、1250万台で過去最高、前年比で16%増となる。四輪車、汎用製品とも過去最高の販売実績を記録する見通しだが、前年比では、四輪車5%増、汎用製品6%増と二輪車の伸び率が際立っている。
 国内のモデルでは、軽二輪のフォルツァが前年比50%以上増、自動二輪では、スーパーボルドールを含むCB400SFが前年比6%以上のび、共にベストセラーを堅持した。また、高速道路二輪車二人乗り解禁やAT二輪車免許導入による販売増も顕著にあらわれた。
 2006年、ホンダはアジアの旺盛な需要に応える為、フィリピン、パキスタン、インドにそれぞれ新工場を立ち上げ、生産能力を2006年末までに年産1100万台、2007年末までに1400万台を目指す。商品面でも、水冷エンジン&AT機構を採用した新型コミューター、超低フリクションエンジン搭載の燃費向上機種、エミッションに優れたFI搭載機種などを投入し、更なる商品力の向上を目指すと共に環境負荷の低減を実現する。
 さらに北米では、エアバッグ搭載のゴールドウィング、欧州では、イタリア製CBF1000、スペイン製ドゥーヴィルを投入し、商品力を強化すると共に幅広い顧客ニーズに対応していく。
 顕著な販売増を記録した中国や南米でも、各地での生産能力を強化し、高需要に対応して行く予定である。
 国内では、新型フィルツァの発売、東京モーターショーで披露した「DN-01」の市販化へ向けた進化を図る。
 モータースポーツ関連では、国内の鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎを経営統合し、日本のモビリティとモータースポーツの発展に寄与していく。また、今年10月に通算600勝を達成したWGPにおいては、若手ライダーを起用した新世代チームにより、タイトル奪還を目指す。
 「The Power of Dreams.」ホンダはこれからも先進想像にチャレンジを続けていく。