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ヤマハ、ロシアに本格進出

ヤマハ発動機は、ロシア・モスクワ市にヤマハ発動機製品の販売を行う新会社を設立し、2006年1月から本格稼動させると発表した。本格稼動に先駆け、現地時間11月28日午後に梶川隆社長が出席してモスクワ郊外のホテルで第1回目となるディーラーミーティングを行った。

ロシアに新設した会社の名称は「ヤマハ・モーター・CIS」で、資本金は7940万ルーブル(約3億円)でヤマハ発が100%出資する。ヤマハCISは、84社の販売店を通じて、二輪車、スノーモビル、ATV(四輪バギー)、船外機などの製品をロシア市場で販売する。

ヤマハCISの従業員は50人でスタートし、売上高は初年度に約27億ルーブル(約100億円)、2年目の2007年には約41億ルーブル(約150億円)を目指す。

ロシアでは、経済が安定する中、モスクワを中心にモーターサイクルを楽しむ人が年々増加しており、同社の販売台数も2004年の2000台から2005年には2500台に増加する見通し。ヤマハCIS稼動初年度の2006年には3000台の販売を計画している。

さらに冬はスノーモビルで雪上ツーリング、春と秋はATVで狩猟、夏は数多くの湖や川での釣りを楽しむ人々も増加しており、ボートの動力となる船外機の需要も増加傾向にあると、している。

ヤマハ発は、1996年にモスクワの現地企業2社と代理店契約を結び、現地代理店を通して、二輪車、スノーモビルを中心にATV、船外機など幅広く製品を販売してきた。2001年には、社内のロシアビジネスを一本化するため、本社の海外市場開拓事業部内にロシア室を設立し、2002年には代理店を6社まで拡大した。その後2003年からモスクワ駐在員事務所を活動の拠点とし、ロシアでの市場・商品情報の収集、現地代理店とのコミュニケーション活動、ヤマハブランドの認知向上を展開してきた。

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