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BMWバリアフリートライク

027b.jpgイギリスのMartin Conquest社は、BMW製オートバイをトライクに改造し、車椅子に乗ったまま運転できるバリアフリー設計を実現した「Conquest 850」の販売を、間もなく開始する。総排気量850cc/1150ccの2モデルが用意され、それぞれ、UK18,495ポンド/UK19,995ポンドの価格にて発売される。

Conquest 850は、同社CEOのAlan Martin氏が自ら設計を手がけ、3年以上を費やして開発を完了したと伝えられている。同氏は、息子が身体障害を抱えたことがきっかけで、Conquest 850のアイディアが生まれたと説明しており、BMWの技術サポートに加え、身体障害者のライダーを支援する英National Association for Bikers with a Disability(NABD)および英Cyclone Mobility & Fitness Equipmentの協力を得て、製品化に至ったとされている。
 「BMW R850R」「BMW R1150R」オートバイをベースにするConquest 850は、後部を2輪に改造して、車イスの自動昇降ランプを搭載。ドライビング・ポジションにて、車イスを「EZ Lock」ドッキングシステムで安全に固定し、足を使うことなく、両手のみで自由に運転可能なトライクに仕上げられたという。6速ミッションで、最高時速85マイル(約137キロメートル)の快適なライディングが楽しめるとともに、バックギアも装備して、運転の自由度を高めたとされている。シルバー/ブラック/レッドのボディカラーが用意されており、将来的にはATスクーターモデルの発売や、同乗者用シートの搭載オプションなどが予定されているという。
 NABD会長のRick Hulse氏は、Conquest 850について「身体障害者のライダーにとっては、ここ数十年で最もエキサイティングな発明品が登場した。車イスのままバイクに乗れる性能は、世界中の多くの身体障害者に、新しくバイクの世界に触れる機会を開くものとなるだろう」とコメントした。
 なお、Conquest 850の開発には、自らも車イス生活を続ける、Williams F1チーム代表のFrank Williams氏が、資金面でのサポートを提供したことも紹介されている。
MYCOM PCWEBより

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