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2005 MotoGP 第8戦 in Laguna Seca, CA U.S.A.

362687_836.jpgシリーズ第8戦アメリカGPの決勝レースは10日、カルフォルニア州、マツダ・レースウェイ・ラグナセカで行われ、初のポールポジションを奪取した地元ライダーのニッキー・ヘイデン選手(レプソル・ホンダ)が初優勝を飾り、11年ぶりに開催されたアメリカGPに駆けつけた満員のスタンドを熱狂させた。
 MotoGP参戦38戦目にして、初のポールポジションからスタートした若干23歳のヘイデン選手は、終始独走でレースを支配、こちらも初となるMotoGP優勝を果たした。アメリカ人としては実に2000年10月のパシフィックGP以来となる4年ぶりの勝利。同GP期間中に歴代17人目のMotoGP殿堂入りを果たしたエディー・ローソン氏から優勝トロフィーを手渡された。
 2番手にはコーリン・エドワーズ選手、3番手バレンティーノ・ロッシ選手が入り、ヤマハ創立50周年記念の特別カラーリングで出場した2人が表彰台に並んだ。
以下、4位マックス・ビアッジ選手、5位セテ・ジベルナウ選手、6位トロイ・ベイリス選手、期待された玉田誠選手は7位、中野真矢選手は9位。
 チャンピオンシップでは、貴重な3位入賞と果たしたロッシ選手が16ポイントを加算し、通算186ポイントですでに独走状態。
 次の第9戦イギリスGPは、7月24日に決勝レースが行われます。

いや、それにしてもニッキー・ヘイデン、すごいことになりました。まさかのポールポジション奪取、そして奇跡の初優勝。ホームコートアドバンテージというよりも、火事場のクソ力的なパワー全開でしたね。若干、23歳、これからもMotoGPを盛り上げてほしい。
 一昨年のMotoGPでは、ホンダワークスチームからの初参戦だったけど、ロッシの存在が大きすぎて、鳴り物入りでMotoGPへ移籍してきた割には、ほとんど活躍することができなかった。一部では、アメリカの走りは世界では通用しないとまで言われていたっけ。昨シーズンからは、ある意味、ホンダの1番ライダーとして期待されていたが、やはり、満足のいく結果に恵まれないシーズンとなってしまった。今シーズンもしかり、ここまでは、目立った活躍もなく、ぱっとしないレースが続いてた。個人的には、まだ若いしもう一度アメリカ帰ってやり直しても遅くはないかな、と思っていた矢先の凱旋レース、初PP&初優勝。おそらく彼の人生の中でもっとも大きな舞台で結果を出せたというのは、ものすごいことだ。
 本来なら「10年以上ぶりに開催されたアメリカGP、他のライダーが地元ライダーのニッキーに優勝を献上した!?」などと辛口評価するところですが、今後のMotoGPでの活躍をこめて、ここはひとつ「ニッキー、本当におめでとう。」と締めくくりたい。

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